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サカナクション好きにおすすめ、山口一郎がTwitterに挙げた9曲を解説

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サカナクション好きにおすすめ、山口一郎がTwitterに挙げた9曲を解説

サカナクションと言えば、クラブ・ミュージックとバンドサウンドを融合させた楽曲で人気を博す、今や日本を代表するロックバンドの一つ。

読者の皆さんの中には、
「サカナクション好き!」
という方もいらっしゃるかもしれませんし、
「楽曲を聴いたことがない」「よく知らない」
という方もいるでしょう。

最近のサカナクションの活動はと言いますと、『バクマン。』の主題歌に新曲「新宝島」が起用され、劇伴もサカナクションが担当。

また、デザイナー森永邦彦が設立したアパレルブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」の2016年春夏パリコレクションに、ボーカルの山口一郎がサウンドディレクションとして参加したりしています。

ライブ活動に関しては、現在日本全国を回るホールツアー、「SAKANAQUARIUM2015-2016 “NF Records launch tour”」の真っ最中。

2015年10月23日(金)のテレビ番組「ミュージックステーション」にも出演予定です。

これらは活動の一部ですが、一部を見ただけでも、多方面に話題を振りまいていることがわかりますね。

そんなサカナクションのメンバー、山口一郎さんが2015年4月7日から8日にかけての深夜、“自分が今聴いてる音楽”を連続で投稿しました。

その数は、全16曲。
ファンの間でも話題になりました。

山口一郎さんがツイッターに投稿したその楽曲の多くは、いわゆるクラブ・ミュージックと呼ばれるもの。

先ほどサカナクションの活動を簡単にご紹介しましたが、実はもう一つ、大きな彼らの活動があります。

それは、恵比寿LIQUIDROOMでのレギュラー・クラブイベント『NF』シリーズ。
来る2015年11月6日にも、『NF #02 -SEN-』が開催されます。

『NF』は、ロックバンドとしてのライブだけでない、ファッションやアートなど、サカナクションを取り巻く音楽を中心としたカルチャーを、展覧会やワークショップなどの方法を通じてリスナーに届けることを目的としたイベント。

その中には、クラブ・ミュージックも含まれます。

冒頭に「クラブ・ミュージックとバンドサウンドを融合させた楽曲で~」と書きましたが、ではその“クラブ・ミュージック”のエッセンスとはどんなものなのか?

この記事では、公式のYouTubeやSoundcloudに音源がアップされていた9曲を抜粋しました(レミファは“ミュージシャンの権利を尊重する”ため、公式の音源しか扱いません。詳しくはこちらをご覧ください→レミファについて)。

それらの楽曲を、事細かにご紹介します!

実際にクラブで遊べる『NF』くらい楽しいとは言えませんが、この記事もきっと新しい音楽との出会いになるでしょう。

サカナクションが好きならビビっとくるものがあるはず。
是非聴いてみてください。

・サカナクション 公式サイト
http://sakanaction.jp/

英国の若手プロデューサーの一曲を皮切りに連投スタート!
「TRULY」 / Floating Points(フローティング・ポインツ)

サカナクションの山口さんは、ロンドン育ちのプロデューサー/DJ/作曲家のFloating Pointsを皮切りに、お気に入りの音楽の連投をはじめました。

Floating Pointsは、イギリスのクラブ・ミュージックの若手クリエイターの中でも要注目の、まさに今が旬の人。
16人から成るオーケストラ・プロジェクト、Floating Points Ensemble(ザ・フローティング・ポインツ・アンサンブル)という名義でも楽曲をつくっています。

クラブ・ミュージックを軸に、クラシック音楽からジャズ、ソウルまでありとあらゆる音楽を横断しながら、DJとして世界各地で活動中です。

先日、日本にも来ていて、ぼくもその公演を観に行ったのですが、素晴らしいDJプレイを見せてくれました。

とても幅の広いFloating Pointsの楽曲の中でも、よりサカナクションに近いところにあるように思えるのが、この「TRULY」。

サカナクションの楽曲「スローモーション」のように、色彩感のある、どこか切ないシンセサイザーのフレーズが特徴的ですね。

主だった歌詞もない、一定のフレーズのリフレインと太く弾むようなリズムを聴いてみると、きっと腰をうねらせるように踊りたくなるでしょう。

その中で丁寧に付けられる緩急が、盛り上がりポイントです。
Soundcloudには曲の一部しか上がっていませんが、是非フルで聴いていただきたいところです。

AppleMusicに、「TRULY」を収録した『Vacuum Boogie EP』がありますので、そちらも是非。

ちなみに、Floating Pointsは2015年11月5日にデビューアルバム、『ELAENIA』を発売します。
すでに公開されている「Silhouettes」は、オーケストラ色が強い一曲。
この曲の動画も紹介します。

サカナクションでいうと「years」が好きな人にオススメしたい、壮大な曲です。

・日本語版公式サイト
http://www.beatink.com/Labels/Beat-Records/Floating-Points/

温もり感じる、美しい電子音
「Vessel (Four Tet Remix)」 / Jon Hopkins(ジョン・ホプキンス)

“リミックス”というのは、ある既存の曲を、他のミュージシャン(同じミュージシャンのときもありますが)が、原曲をベースに新たな曲をつくること、なのです。
クラブ・ミュージックで生まれ、盛んに行われる文化です。

元の曲があるけれど全く別のもの、という感じですね。
原曲のカッコイイところが活かされているのに、全く別の雰囲気になることも多いので、その違いも楽しめます。

「リミックスの多さは評価の高さ」とでもいいましょうか、素敵な曲であるほど、数多くの素敵なリミックスがつくられたりします。

サカナクションのアルバムにも既存の曲のリミックスが収録されていたり、リミックスを中心に収録した『REMIXion』がリリースされていたりしますね。

で、こちらの楽曲は、イギリスのプロデューサー、Jon Hopkinsの楽曲を、アメリカのミュージシャン、Four Tet(フォー・テット)がリミックスしたもの。

静かにはじまり、美しさを保ちながら盛り上がる展開は、サカナクションの「ユリイカ」なんかが好きな人は、ピンとくるところがあるのではないでしょうか。
ただ「Vessel(Four Tet Remix)」の方がより音が複雑に絡み合っているので、ミステリアスな印象を受けるかもしれません。

電子音を中心につくられるのにどこか温もりがある曲は、Jon HopkinsとFour Tet、二人ともに共通する良さ。
サカナクションが好きな人、全員にオススメしたい二人でもあります。

・Jon Hopkins 公式サイト
http://www.jonhopkins.co.uk/
・Four Tet 公式サイト
http://www.fourtet.net/

現代のディスコで横に揺れてみませんか?
「Symfonisk Utviklingshemming」 / Prins Thomas(プリンス・トーマス)

ノルウェーのDJ/プロデューサー、ディスコ大使、Prins Thomas!
先日あった来日公演は、すこぶる良かったみたいです。

「ディスコ?古いダンスミュージックでしょ?」
と思われるかもしれませんが、いえいえディスコは現在進行形の音楽なのです。

「現在進行形のディスコとはどんな音楽か」と訊かれたときにオススメしたいのがまさにこのPrins Thomasの「Symfonisk Utviklingshemming」。
聴いていただけるとわかると思いますが、古さを感じないですよね。

フワフワと浮かぶシンセサイザーなどの音の下をうねるベースに、曲の後半で入ってくる弾むようなリズム。
全部が気持ちいいです。

音楽なんて好きなように踊ればいいとは思いますが、これは横に揺れて踊ることをオススメ、ディスコな一曲です。

「サカナクションのライブでダンスするのが好きだ!」
という方は、是非!

・公式Soundcloud
https://soundcloud.com/prinsthomas

セクシーな歌声の虜!Kindnessから二曲
「Gee Up」「World Restart feat. Kelela & Ade」 / Kindness(カインドネス)

山口さん、ロンドン出身のミュージシャン、Kindnessの曲を二曲挙げてましたね。
お好きなのでしょうか。

ちなみにKindnessも、先日DJとして来日、いくつかのイベントに出演していました。

「Gee Up」は1stアルバム『World, You Need a Change of Mind』に、「World Restart feat. Kelela & Ade」は2ndアルバム『Otherness』に収録されています。

ここまで紹介してきた中で、Kindnessは初めてのバンドサウンド。
両曲とも中性的でセクシーな歌声が魅力的ですね。

よりバンド的なシンプルな形でKindnessの歌声と小気味いいギターが映える「Gee Up」。
セクシーさを追求したボーカル、伸びやかなホーンが気持ちいいスローなソウル、「World Restart feat. Kelela & Ade」。

どちらも甲乙つけがたい、いや、つける必要がないほど素敵な二曲です。

熱を込めて歌い上げたり、憂いのある美しさも表現したりもする、表情豊かな山口さんのボーカルが好きな方は是非!

・公式サイト
http://kindness.es/

ミステリアスだからこそ、惹きつけられる
「A Long Walk Home for Parted Lovers」 / Yumi Zouma(ユミ・ゾウマ)

ニュージーランドのバンド、Yumi Zomaも、サカナクションも、電子音を効果的に取り入れているという点では一緒ですが、それでもガラッと曲の雰囲気は変わるもの。

サカナクションのシンセサイザーがクラブ・ミュージックのエッセンスだとしたら、Yumi Zomaにおいては、もっと寂しげで切なくて、でもキラキラしている、そんな矛盾を感じさせてくれます。

ミステリアスだからこそ惹きつけられる。
惹きつけられるから、何度も聴いてしまう。

異性に感じるような、そんな気持ちにさせてくれる一曲です。

・公式サイト
http://www.yumizouma.com/

サカナクションからはじまる、テクノ入門
「Ara Anam」 / Manuel Tur(マニュエル・トゥーア)

サカナクションのアルバム、『sakanaction』に収録されている「INORI」という曲を聴いたことがあり方も多いでしょう。
ゴスペルのような壮大なコーラスから始まり、変化が少ないミニマルな展開を保ちつつゆっくりと盛り上がる、そんな曲です。

あの曲の形っていうのが、テクノと呼ばれる音楽の一つの型なんです。

同じフレーズが繰り返され、Aメロやサビなどの緩急ではなく、曲全体で徐々に熱を帯びていく。
DJによってその熱が保たれ続けるのが、クラブ・ミュージック。

なので、“一曲”という単位で聴くのとでは、また別の楽しみ方を持った音楽なんですね。

ドイツ出身のDJ、Manuel Turの「Ara Anam」も、今回紹介する中では、そんなクラブ・ミュージックのマナーに沿った曲と言えるでしょう。

刻まれ続けるリズムに体が動き、繰り返しの中で増減するシンセサイザーの音色が脳を揺らすのです!
「INORI」に衝撃を受けたならば、この曲にもきっとハマると思います。

・公式Soundcloud
https://soundcloud.com/manueltur

雄大な自然を思わせる、クラブ・ミュージック
「Walking With Elephants」 / Ten Walls(テン・ウォールズ)

リトアニアのプロデューサー、Ten Wallsの「Walking With Elephants」は、サカナクションの「Aoi」が好きな方は好きになれるのではないでしょうか。
この曲も、緊迫した空気をはらみながら、ドラマティックにクライマックスに向かいます。

空間が広がるようなエフェクトがかかったメロディーと、それを支える極太のリズム。
ミュージック・ビデオが草原や海を舞台としているからでしょうか、雄大な自然を思わせます。

サカナクションは現在、ライブハウスより大きなところでライブするホール・ツアーの真っ最中ですが、この曲もそんな広い場所に映える一曲です。

・公式Soundcloud
https://soundcloud.com/tenwallsmusic

踊りたくなるのは速い曲だけじゃない!
「How We Be」 / Sinkane(シンケイン)

現在ニューヨークを拠点に活動するSikaneの「How We Be」は、ダンスしたくなる理由に曲の速いも遅いも関係ない、そんなことを感じさせるグッド・ミュージックです。

例えスローな曲でも、そのベースとパーカッションがつくるリズムが、軽やかなSikaneの歌声が、心と体を揺さぶってくれます。
このミュージック・ビデオのように、ただ体を揺らすだけでも、ブレイクダンスでもバレエでも、踊りたくなったら踊ればいいんです。

今回紹介している中では、サカナクションの音楽とは最も遠いところにある音楽かもしれませんが、踊りたくなる一曲、という点においては共通する良さがあります!

・公式サイト
http://sinkane.com/

全曲を通して観たい方のためのプレイリスト

全曲を通して観たい方のためのYouTubeのプレイリストはこちらです。
(Soundcloudの曲は含まれていません)

サカナクションをきっかけに、新しい音楽に出会ってもらえれば嬉しいです!

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