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クリエイティブな映像×音楽!メディア芸術祭に出たミュージックビデオ7選

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クリエイティブな映像×音楽!メディア芸術祭に出たミュージックビデオ7選

文化庁メディア芸術祭とは、メディア芸術の振興を目的に、1997年から開催されているアートとエンターテインメントの祭典!

2015年も第19回目の開催がアナウンスされ、来る11月27日(金)にノミネート作品が発表されます。

アート部門、エンターテインメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の4部門について大賞と優秀賞、新人賞が選定されるメディア芸術祭。
中でもエンターテインメント部門には、毎年と言っていいほどミュージック・ビデオ作品がノミネートされています。

この記事では、メディア芸術祭エンターテインメント部門にミュージック・ビデオをご紹介!
近年のメディア芸術祭の中でもミュージック・ビデオのノミネートがあった、2010~2013年の作品7つを選びました。

栄誉ある賞にノミネートされたとあって、一度見はじめたら目が離せないミュージック・ビデオ揃い。
充実の作品の数々をお楽しみください!

コマ撮りで描かれた、部屋の物に宿る記憶
「RELAXIN’」 / やけのはら

2013年にノミネートされ新人賞を受賞した、日本人ラッパー、やけのはらの「RELAXIN’」のミュージックビデオ。

部屋の中に置かれた物をコマ撮りによって動かし、部屋の物の流れと住民の人物像を描くことで、時間の流れそのものを表現したという作品です。

“物に宿る記憶”にフォーカスしたこのミュージック・ビデオ。
コマ撮りで動き続ける家具や本の様子が面白いですね。

あなたの部屋の物にも、あなたの記憶が宿っているのかもしれませんよ。

・公式サイト
http://yakenohara.blog73.fc2.com/

人力で撮影された、浮遊するシンガー!
「はじめよう」 / 永野亮(ながのりょう)

浮遊するシンガー、永野亮の姿が面白い、ゆるーい空気感の「はじめよう」のミュージック・ビデオ。

人を浮かばせるためにワイヤーや合成技術を使うことなく、たった2本の棒と台車をスタッフが引っ張り、上下、左右ワイプというアナログな手法で撮影されたことが評価され、2012年度の新人賞を受賞しました。

撮影技術が高度化している現在、あえてシンプルな手法で撮影されたミュージック・ビデオ。
完全人力の様子がよくわかるメイキング映像と合わせてみると、作品のゆるさに拍車がかかります。

音とアニメの対等な関係に、立ち現れる世界
「地下鉄の動態」 / ハイスイノナサ 

2012年度の新人賞を受賞した、ロックバンド、ハイスイノナサの「地下鉄の動態」のミュージック・ビデオ。

各楽器の1音ごとの動きと質感に同期した幾何形体アニメーションが、“地下鉄”を形づくりながら楽曲を構成します。

あまりに正確に同期されたアニメーションに、音が視覚化されているのかアニメーションが聴覚化されているのかわからなくなる、音楽と映像との関係が徹底的に突き詰められた表現だと評価され、新人賞を獲得した作品です。

確かにミュージック・ビデオだけれど、音楽ありきでもアニメーションありきでもない、どちらもが対等なのであると、観ていただければわかってもらえるはず。

無機質アニメーションながらも、そのドラマティックな展開に目が離せなくなります。

・公式サイト
http://www.haisuinonasa.com/

ノスタルジーと新しさが同居する、テクノ民謡!
「Hietsuki Bushi」 / Omodaka(オモダカ)

Omodaka(オモダカ)は、ミュージシャンの寺田創一が「テクノ民謡とモーショングラフィックスの融合実験企画」として2001年に始動したプロジェクト。

宮崎県の民謡「ひえつき節」をモチーフとした楽曲と、アニメーション作家のひらのりょうによる色彩豊かな手描きのアニメーションが融合した作品は、2011年度の新人賞に輝きました。

“農業と宇宙”をテーマに、ノスタルジーと新しさが同居する世界観が、唯一無二の存在感を放っています。

ちなみに、寺田創一はゲーム「サルゲッチュ」シリーズのサウンドトラックも手掛けています。

2015年にはオランダのレーベル、Rush Hour(ラッシュ・アワー)から過去の楽曲の編集再発盤が発売、森高千里をフィーチャーした楽曲の発売がアナウンスなど、今聴いておいて損はない、話題のミュージシャンです。

・公式サイト
http://fareastrecording.com/

夜を歩く先々で立ち現れる歌の世界!
「アルクアラウンド」 / サカナクション

2010年度の優秀賞を受賞した作品、サカナクションの「アルクアラウンド」。
ボーカルの山口一郎を追いかけると、その先々で彼の歌う詞のタイポグラフィーが出現します。

歩く速度ど絶妙にシンクロして出現する歌の世界に、目を奪われることでしょう。

バンドが前面に出るシーンや、実体化する歌詞に引き込まれるシーン。
音楽と映像、両方の魅力がスリリングに移り変わり組み合わさる、まさにミュージック・ビデオ史に残る傑作です!

・公式サイト
http://sakanaction.jp/

手描きアニメと3Dがつくる不穏なテルテル坊主
「夏を待っていました」amazarashi(アマザラシ)

青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド、amazarashi(アマザラシ)のシンボルキャラクターのテルテル坊主のアニメーション。

手描きのタッチのアニメと3DのCGとの融合から抜群の演出力が感じられる、2010年度の優秀賞を受賞した作品です。
amazarashi独特の不穏さが表現されている、彼らだからこそのミュージック・ビデオなのではないでしょうか。

・公式サイト
http://www.amazarashi.com/

ぶつかり合う作家43名の個性と、それを束ねる環ROY
「ワンダフル」 / 環ROY(タマキ・ロイ)

こちらは受賞作品ではなく、2013年度の審査委員会推薦作品ですが、ぼくが個人的に素晴らしいと思う作品ですのでご紹介します!

ラッパーである環ROY(タマキ・ロイ)のパフォーマンスを撮影し、約5秒にカットした上で、総勢43名の映像作家に配布。
それをもとに生まれた表現をつなぎ合わせたものです。

音を立ててぶつかり合う作家陣の個性もさることながら、それを束ねて一つのミュージック・ビデオとしての体裁を整えることができる環ROYの存在感!

“43名の作家を起用する”という企画の時点で面白いとしか言いようがありませんが、実際できあがった作品が、“企画勝ち”とは言わせない、素晴らしいクオリティとなっています。

ちなみにぼくは、紙を貼り合わせたコラージュでアニメーションをつくる作家、シミズタカハルが手掛けた2分34秒からのシーンが最高にカッコいいと思います。
あなたはどこがお気に入りですか?

・公式サイト
http://www.tamakiroy.com/

全曲を通して観たい方のためのプレイリスト

全曲を通して観たい方のためのYouTubeのプレイリストはこちらです。

圧倒的クオリティのミュージック・ビデオ、7本観ればお腹いっぱい!

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