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艶声でうたう愛憎劇!歌謡系色男、中田裕二の魅力

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艶声でうたう愛憎劇!歌謡系色男、中田裕二の魅力

<次はもっと 確かめてみたいな 予感の微熱を>
「彼女のレインブーツ」

<鍵穴を埋めてしまえば 帰れない>
「PURPLE」

<窓際に追い込まれた君の 勝気な唇塞いで>
「ベール」

こんな歯の浮くような台詞を、もしも甘い声でささやかれたら?

クサいとかキザだとか文句を言いながらも、まんざらでもないのが、乙女心。
いや、待て。世の乙女はそうだろうけれど、私は絶対にそんなチャラい台詞には惑わされないぞ!という方もいらっしゃるでしょう。

はい、私も間違いなく後者のタイプです。しかし、ある一人の男に…惑わされました。
それは、私の辞書に「惚れた弱み」という言葉が刻まれた瞬間でした。

そう、私が恨んでも恨み切れない、そして愛してやまないその男の名前は、中田裕二。

今回は彼に惑わされる愛の患者を増やすべく、筆をとった次第です。

この記事を読み始めてしまった皆様、自分は関係ないと思っている男性の方も、この記事を読み終わる頃にはきっと、彼の魅力にあてられてしまうことでしょう。

中田裕二って何者?

中田裕二(“なかた”じゃなくて“なかだ”)は、熊本県出身、1981年生まれのシンガーソングライターです。

艶のあるドラマチックな歌声と、純愛から道ならぬ恋までを描き出す、言葉巧みな歌詞。
そして歌謡曲やシティ・ポップを軸とした日本人になじみやすいメロディーが彼の魅力。
今月25日には、最新アルバム『LIBERTY』の発売も決まっています。

そのアルバムから、とくにかくまずは新アルバムから1曲「朝焼けの彼方」を、聴いてみてください。
話はそれからです。

いかがでしたか?セクシーな歌声と、小動物系のルックスのギャップも、なかなかかと思います。

今から4年前、2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災地および被災者のために作ったチャリティーソング「ひかりのまち」で、中田裕二はシンガーソングライターとしての活動を始めました。

この曲が中田裕二のコメントと共にYoutubeにアップされたのは、震災からわずか1週間後の2011年3月17日。
この曲は後に、ちゃんと映像もつき、音声も再録されたMVも公開されたのですが、ここでは敢えて当初のものを使いました。

中田裕二は現在もライヴ会場にて募金活動を行い、定期的に義援金として寄付を行っています。

と、いうのも、彼の音楽の始まりは仙台にあると言っても過言ではないからです。

こじらせつつもセクシーすぎる、椿屋四重奏時代

中田裕二は2011年1月まで、椿屋四重奏(つばきやしじゅうそう)というバンドを組んで、音楽活動をしていました。

椿屋四重奏は、2000年に仙台で中田裕二を中心に結成されたロックバンド。
“四重奏”という名前ながらも、活動時期の大半は3人体制で、中田裕二は作詞作曲の全てと、ヴォーカルギターを担当していました。

つまり、仙台は中田裕二の音楽活動の原点というワケです。

この椿屋四重奏、コンセプトはズバリ「日本」。
初期の頃、中田裕二はバンド内で横文字を使うことを禁止。音楽雑誌のインタビューにも各パートを歌唱部(ヴォーカル)、低音部(ベース)、太鼓侍(ドラム)と表記させる始末。
おまけにライヴは「演舞」と呼び、メンバー全員作務衣を着て雪駄を履いてステージ立っていたという徹底ぶり。

もう、こじらせているとしか言いようがない。

今の出で立ちからは想像できないでしょうが、当時の中田裕二は角刈り(笑)。
そこからストレート半端長髪→金髪→現在のゆるふわ、と彼の髪形は変化してゆきます。

私が中田裕二に出逢ったのも、彼がまだ椿屋四重奏として活動をしていた頃でした。
流石にその時にはもう、作務衣は着ていなかったけれど。

しかし、椿屋四重奏は決してこじらせていただけのバンドではないのです。

現在のメロウな歌声も結構なのですが、このスレた感じもまたセクシー。
とにかく、この声に惚れたのが、全ての始まりでした。

孤独そうで恨みがましくて青臭くて、刃物みたいに冷たい危うさがもう、たまりません。
そして日本語にこだわった歌詞の内容も今よりずっと、キケン。

椿屋の歌詞はホントに殺し文句のオンパレードなのですが、中でも「LOVER」は、グサっと来る度No.1。
色気が凶器になるということを学びました。

才能あふれる器用貧乏、中田裕二の楽曲の魅力

中田裕二の活動遍歴も分かってきたところで、次は“ミュージシャン”中田裕二について語ってみたいと思います。

まず、彼の最大の武器は「器用貧乏」であること。

先程から色々と言及している歌詞ですが、中田裕二の書く歌詞は、決して言葉数は多くありません。
けれども、巧みな言葉選びにより、いとも容易く情景や登場人物の表情が想像できる。わずか4、5分の一曲の中に映画一本分のシナリオが凝縮されているかの様。

歌詞の中に出てくる男性像も、実に興味深い。
色男であるがゆえのろくでなしから、イケメンなのに(これは勝手な妄想)女々しくてちょっと残念な優しい男に、ひたすら追い詰めていくタイプの狂気のダンディーまで、よりどりみどり。

そして、曲。
椿屋時代の様な盲目的な日本への愛情表現はなりをひそめたものの、やはり彼の根底にあるのは、日本。

椿屋時代は、バンド形態ということもあり、和音階や歌謡曲の要素を取り入れた、ロックテイストの曲が定番でした。
対して、ソロになってからは歌謡曲要素を軸としながらも、ニューミュージックと呼ばれる1970~1980年代のポピュラー音楽の要素が色濃くなっています。

その他にもジャズやボサノバ、レゲエ、ファンクなどもボーダレスに取り入れて楽曲を作っているのです。
しかし、それらも全部、中田裕二というフィルターを通ることによって、日本人の肌に合う楽曲になるから、まるで魔法。

さらに、中田裕二はバンド時代から全てのパートの音も自分で作っており、一通りの楽器を演奏できるという、多彩な一面も持っています。
特にベースに関してはベーシストでもないのに『ベースマガジン』にてインタビューを受けたり、ライヴでも演奏を披露したりと、かなりの腕前。

この「MIDNIGHT FLYER」もベースは中田裕二による演奏。
ちなみにこのMVは監督もつとめています。

歌謡曲へのただならぬ愛

中田裕二は椿屋四重奏時代からライフワークとして“SONG COMPOSITE”という、カバーを中心としてアコーステイックソロライヴを行ってきました。

その活動はソロになってからも続き、2013年のツアーの際にはなんと、グッズとして『歌謡礼賛』という、中田裕二が自ら歌謡曲を語りつくすガイドブックを刊行!

“SONG COMPOSITE”でカバーする楽曲は、THE YELLOW MONKEY、ORIGINAL LOVE、安全地帯という中田裕二が“影響を受けたアーティスト”として常々口にしている面々から、坂本冬美、中森明菜といった女性ヴォーカルまで、と多岐に渡ります。

そして昨年2014年、『SONG COMPOSITE』として1枚のカバーアルバムを発売。
フジテレビの水曜歌謡祭への出演など、“歌謡歌手”としての階段も着実に上っている様です。

それにしても、来生たかおの「シルエットロマンス」をカバーしたこのMV、カラオケの映像かと思うくらい昭和感がすごい(笑)。

見どころ満載!中田裕二のライヴの魅力

さて、皆さま。だいぶ中田裕二の魅力に悩殺されてきましたでしょうか。
やはり、音楽は生で聴いてなんぼ、ということで、最後は中田裕二のライヴについて語って終わりたいと思います。

中田裕二はとくかく、ライヴ活動が盛ん。
来年1月からはなんと、3種類のツアーを同時進行することが決定しています。

ひとつ目は、2015年11月25日発売のアルバム『LIBERTY』を引っ提げてのバンド形式の「TOUR 16 “LIBERTY”」、ふたつ目はアコースティック・トリオ「中田裕二 trio saloon(中田裕二×奥野真哉×朝倉真司)”tour 16 “minimal dandyism 2」、そしてアコースティック弾き語り「中田裕二の謡うロマン街道」。

こういったライヴ活動は、私がミュージシャン中田裕二を尊敬する理由のひとつ。

同じ曲でも編成によって、まるで別の曲のように聞こえたり、同じ編成でもアレンジの差で、また違う一面を見つけることができたり、音楽の柔軟さや楽しさを教えてくれたのが、この多彩なライヴ活動でした。
この記事を読んで中田裕二に興味を持ってくれた方は、ぜひ色んな形態のライヴを観て欲しいです。

そして、中田裕二のライヴはサポートメンバーも超魅力的!
サポートメンバーはツアーごとに異なるので、ファンはツアーが発表されるとまず気になるのがサポートメンバー。

とはいえ、ソロ活動も来年で5年目になるため、サポートメンバーもだんだんと固定されてきた今日この頃。ソロ初期の曲なんかは、ツアー初日からこなれた演奏が聴けることもしばしば。
MCも含め、サポートという枠を超えて、まるでひとつのバンドの様な抜群のコンビネーションを発揮しています。

本当に演奏力が高くて、バンド好きをも唸らせるライヴをしているので、ぜひ一度体感していただきたい!

おわりに

以上が、私が愛して止まない中田裕二という男の概要でございます。

最後は<わたし今から人でなし>という歌詞がお気に入りの「灰の夢」をどうぞ。

中田裕二のおすすめ曲プレイリスト

この記事内でご紹介した、中田裕二のおすすめ曲を集めたYouTubeのプレイリストはこちらです。

椿屋時代から、カバー、そしてソロ最新曲まで網羅できるので、ぜひ全曲通して聴いてみてください!

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