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【編集後記】レミファで公式の動画しか扱わないことについて

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レミファ編集後記2015年9月14日

こんばんは。
編集長の犬養(いぬたく)です。

いきなり私事ですが、先週は数年ぶりに本格的な風邪をひいて、だいぶ寝てました。
いやー、風邪ってつらいですね(お陰様で、もう治りました)。

さて、レミファはまだ本格オープンから1ヶ月ほどですが、最近は徐々に外部のいろんな方々とお話する機会が増えてきました。

その際に、僕としてはちょっと意外なほど注目してくださる点があります。

それは「記事の中で、公式の動画(音源)しか扱っていない点」です。

意外な反応から見る「違法な動画が当たり前」の風潮

僕としては、曲紹介の記事をアップするにあたって、「公式の動画(音源)しか使わない」ことは当たり前すぎるほど当たり前、という認識でした。

曲のまとめを紹介するスタイルは、似たものとしてNAVERまとめや2chまとめサイトがあります。

NAVERはもちろんのこと、2chまとめも読者が多い(SEO的にも強い)サイトがけっこうあるので、インターネット上でそれらの記事はけっこう目立ちます。

ただ、それらで紹介されている曲は違法にアップロードされたものも多く、正直僕はそういう状態が好きではありません。

公式の動画を使用するかどうかは、まとめ記事を作る人、曲を推薦する人の常識と良心に完全に委ねられてるわけですよね。

改めて、違法にアップロードされた動画の問題性

改めて言うまでもなく、違法にアップロードされた動画が視聴された広告収益は、アーティスト(著作権者)には全く入らず、その動画をアップしたユーザーにしか入りません。

まとめ記事を作成する当人が、このことを知らずにやってるなら百歩譲ってまだ……なんですが(決してよくないですけれども)、分かっていながらやっているのは、違法にカネを稼ぐ人への幇助という意味で反社会的勢力に協力しているのと同じことです。

僕はそういう認識なんですが、そんな「違法な動画は扱わない」というレミファとしてのこだわりという程のことでもないこだわりを、他の方からは意外と「よくやってますね!」と言われることが多いです。

それほど、「曲を紹介する動画は違法なものが混ざっているのが当たり前(ていうかしょうがない)」という考え方がだいぶ支配的なのかな、と思わされています。

それはこれまでのまとめ系記事やネットユーザーの意識が根付かさせてしまった悪い感覚だと思っていますし、レミファはそれを少しでも「正常な」方に揺り戻したい、と思っています。

記事の最後に付記した説明で伝えたいもの

レミファでは、すべての曲まとめ記事の最後に、毎回でしつこいと思われようが、「レミファは違法にアップロードされた動画を使用しません」という旨を書いています。

感覚として「もうこれを書かなくても大丈夫かな」と感じられるようになるまで、これはやめません。

違法アップロードされた動画を使わないこと、それ自体は、何も言わずに粛々とやればいいだけです。

ただ、その上でこうした「宣言文」をわざわざ記事の最後に入れているのは、もし分かってない人がいたらそこで気づいてほしい、と願ってのことです。

普段よく音楽を聴く人でも、違法アップロードされた動画の問題をよく分かってない方もいます。

レミファのなにかの曲まとめ記事がソーシャル上で広まって、そういう人のもとに届いたとき、この記事文末の宣言を読んで「あれ、それって何か問題あることなのか」と気づいてもらいたい。

新しい音楽との出会いを提供しながら、微力ながらそんな「気づき」もしてもらいたい、というのがこの「宣言文」で伝えたいことです。

そして冒頭で書いた通り、意外とこのこと自体への反応が多いので、まだまだこれは続けていかなくちゃいけないんだな、と感じます。

2015年はちょうど過渡期

これを書いている今、そしてレミファが本格スタートした2015年は、まさに日本でも音楽を取り巻く環境が大きく変わろうとしている一年です。

具体的には、今年スタートした各ストリーミングサービスが、果たして日本に根付くのか、もしくはあまり根付かないのか、これからの動向を見てみないと分かりません。

上で書いたような違法アップロードされた動画の問題は、最も悪いのはそれをアップロードしたユーザーですが、アーティスト・著作権者によってもそれを野放しにしている人、きちんと異議申し立てをし続けている人、まちまちです。

ただストリーミングサービス上では、そういったことはなくなる(権利処理された楽曲のみになる)ので、僕自身も期待感を抱いている部分が大きいです。

ストリーミングサービス自体にもうちょっと拡張性があったり、APIが解放されたりすれば、今はYouTube上の曲を紹介しているところをストリーミングサービス上の曲を紹介した方がスムーズになるかもしれませんし。

とはいえ、ストリーミングサービスに対しての以下のような反応(カネとるのか!的な)が多いことも考えると、単にプラットフォームだけ用意しても伝わらないことはある、と考えさせられます。

LINE MUSICの無料期間が終了→「LINE MUSIC終わった!」→ 削除してAWAに移行するユーザが続出

ASCII.jp:ケチと言われたLINE MUSICが教えてくれた日本の音楽の未来 (1/4)|四本淑三の「ミュージック・ギークス!」

ちなみに僕は何かの「意思」が伝わってくるメディアが好きで、自分自身も何かを伝えたいからメディアを運営する部分が大きいです。

逆に、プラットフォームというハコを作るということには、あまり興味が湧かない人間です。

今回は「公式の音源しか扱わないことと違法アップロードされた動画の問題性」という点を書きましたが、その点はこれからもしつこく、記事の末尾に入れるというアナログ極まりない手法ですが、少しでも伝えていければと思っています。

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